出産からベビーシッターまで!安心のベジタリアンの子育て環境/Malaysia

前回の記事(マレーシアの菜食祭り~身も心も綺麗に~/Malaysia)では、マレーシアではベジタリアンへの理解は既に広く普及している様子についてお伝えしました。今回はマレーシアのベジタリアンママ達の情報の入手方法や、参加しているコミュニティについてご紹介したいと思います。

外食・イベント等ベジタリアンママの情報交換方法はインターネット

マレーシアには多くのベジタリアンママがいます。私の友達にも何人かいますが、話をしていると栄養バランスや料理方法などの話が出てきます。ママ達はどこから情報を入手しているのでしょうか。

以前は、これほどネット環境は発達していませんでしたが、現在はインターネットがあります。様々なグループで情報交換をするベジタリアンママが少なくありません。
例えば、こちらのFacebookグループ≪Vegetarian society of Malaysia≫や≪The Malaysia vegetarian≫、≪VegSocial station≫では、毎日ベジタリアン食のレシピ、調理方法、ベジタリアンレストランの場所、ベジタリアン栄養交流会の場所などが公開されています。

マレーシアでのベジタリアンFacebookグループ

・≪Vegetarian society of Malaysia≫(メンバー:約68,000人)
・≪The Malaysia vegetarian≫(メンバー:約47,000人)
・≪VegSocial station≫(メンバー:約5,500人)

誰でも質問ができるため、既にかなりの量の情報が集まっています。ベジタリアンママ達もベジタリアンになりたい人達も、ベジタリアンは何を食べるのか、一歩先を理解することができます。非公開サイトもありますが、マレーシアにはこのようなグループサイトがたくさんあります。

ベジタリアンママのための充実したヴィーガン病院!

更に、マレーシアにはヴィーガン病院もあります。The Adventist hospital (Penang)もその一つ。大都市のヴィーガン病院は、ヴィーガンママと一般人用に、子どもと新米ママの専門病院があり、医師と看護師が面倒をみてくれます。The Adventist hospitalは日本、韓国をはじめ、海外にも多数あります。

    The Adventist hospital (Penang)

ベジタリアンママも安心!ヴィーガン対応のベビーシッターさん

そして、ベジタリアンやヴィーガンのママはヴィーガン対応をしてくれる「月婆」を頼みます。「月婆」――中国人の方なら聞いた事があるでしょう。ベビーシッターのようなイメージです。ママは出産後1ヶ月間、赤ちゃんのお世話や家事の一部を代わりにしてもらいます。
もし、病院がベジタリアン食を提供してくれない場合は、この月婆が料理を作り、ママに食べさせるために病院に持っていきます。

24時間ずっと一緒!月婆たちの仕事

自分のお母さんに子どもの面倒をみてもらうのが一般的ですが、ここでは月婆の仕事についてご紹介しましょう。
月婆のサービス料は住む州により異なりますが、月額3,000~8,000マレーシアリンギット(680$~1810$)で月収の6割ほどです。季節によっても異なりますが、一番高いのは旧正月の時期です。

さて、月婆はどんなことをしてくれるのでしょうか。月婆はママの生活の手助けや子どもの面倒をみます。洋服を洗ったり物や食材を買ったり、ごはんを作ったり、赤ちゃんをお風呂に入れたり、夜泣きする赤ちゃんのお世話をしたりします。
24時間、ママと赤ちゃんのお世話をしてくれるので、ママは安心して休むことができます。ヴィーガンを理解してくれている、というのが何よりも大きな安心感ですね。

サービス料はとても高いですが、1ヶ月間赤ちゃんの面倒をみて、さらにママを1ヶ月間休ませてくれるため、とても満足度は高いサービスです。また、もし他に兄弟がいる場合は、別料金になりますがしっかり面倒をみてくれます。
こういうサービスがもっと広がれば、たくさんのママ達が安心して子育てできそうですね!
マレーシアのヴィ―ガンライフ、第一弾はこちらです。
マレーシアの菜食祭り~身も心も綺麗に~/Malaysia

VeggieChew@Malaysia

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