布おむつは子どもにも地球にも優しい!!(後編)/Japan

前編(布おむつは子どもにも地球にも優しい!!(前編)/Japan)では紙おむつと木の伐採数の関係、kocchiさんが布おむつを使い始めたきっかけをご紹介しました。後半は布おむつ育児のメリットについて考えていきたいと思います。

赤ちゃんとのコミュニケーション回数と精神の発達

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布おむつが汚れた時、赤ちゃんは不快に感じ、泣くことでその感情を訴えます。お母さんがおむつを取り替えると、赤ちゃんは不快から快の状態になります。「不快→泣く→お母さんのお世話→快」このサイクルが多く繰り返されるほど、お母さんとの情緒的結合が強固になっていきます。このことは、アタッチメント(愛着)と呼ばれています。
アタッチメントが形成されると、赤ちゃんは人間に対する信頼感を抱けるようになります。そして、アタッチメントが乳児期にしっかりと形成されていることが、後のこどもの心身・知性・精神面での発達に非常に良い影響を与え、大人になってからも良い人間関係を作ることが出来るようになると言われています。
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最近の紙おむつは「12時間連続で使用していても漏れません」など、1回おしっこをした程度では赤ちゃんは不快に感じません。また、お母さんもいつおしっこをしたのか分からないため、おむつ替えのタイミングが、「そろそろおむつが重くなってきたから替えようかしら?」という替え方になりがちです。
たかがおむつ替えの回数。ですが、1日1回でも替える回数が多ければ、そこで生まれる赤ちゃんとお母さんとのおむつ替えコミュニケーションの回数は1年で365回の差、2回だと730回、3回の場合は1095回の差になります。この差が、赤ちゃんのその後の精神面での発達にとても大きな影響を与える、と言われるのも納得できます。

赤ちゃんへの刺激は多ければ多いほど良い

赤ちゃんの発達の側面から、布おむつのメリットをもう少し掘り下げてみましょう。
赤ちゃんはこの世に誕生した瞬間から、外界の様々な刺激を受けながら成長していきます。その刺激を多く受ければ受けるほど、たくさんの神経細胞のネットワークが作られる、と言われています。逆に言えば、受ける刺激が少ないと、作られる神経細胞のネットワークが少なくなってしまうのです。
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布おむつを使うことは、赤ちゃんへの感覚器への刺激の機会を多く与えることになります。なぜなら、おしっこをした時の濡れているという感覚、生温いという感覚、うんちをした時のべちょべちょとした感覚、においの感覚等々を、紙おむつ以上に布おむつではダイレクトに感じることが出来るからです。
赤ちゃんにとって、全ての刺激が学びとなり、その後の発達に重要な役割を果たします。おむつがサラサラ、快適、というのは、大人の価値観からすれば嬉しい感覚なのですが、赤ちゃんにとっては、感覚器を通した学びの機会が減ってしまうということになるのです。

子どものために、地球のために

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私も、外出時や旅行の時などは紙おむつを使っていますので、紙おむつの素晴らしさ、便利さも実感しています。しかし、赤ちゃんの発達を促すという面や、ごみを減らす、森林を守る、という面から、布おむつを使用することの大きなメリットも感じています。
そして実際、我が子は穏やかでよく笑う、と周りの方からよく言われますが、この影響もあるのではないかと思っています。
「面倒臭い」と感じがちなおむつ替え。でも、それが子どものため、地球のために繋がっていると考えれば、おむつ替えの時間の過ごし方も変わるのではないでしょうか?
まずは是非、お店で布おむつに触れてみてください!

編集部おすすめのおむつとおしりふき

最後に、編集部の先輩ママ達がおすすめするベビーにも地球にも優しいおむつとおしりふきをご紹介します。

オススメの紙おむつ

Seventh Generation 無添加 おむつ

7世代先のことを考え作られた自然派おむつ。 塩素等の化学物質を使わずにパルプから製造した紙を使用した肌に優しい赤ちゃん用おむつ。香料、着色料を一切含みません。
布おむつに慣れるまで、常備しておくと安心かもしれません。

オススメの布おむつ

布おむつ 無添加コットン100% 25枚 セット

無添加のエココットンを使用した経済的な25枚セット。

やわらかコットン 自然色 布おむつカバー

自然の色合いを大切にした、無漂白・無染色の肌にやさしい布オムツカバー。

オススメのおしりふき

赤ちゃんタオル 無地 オーガニックコットンのハンカチ 柔らかい

やわらかな肌触りのオーガニックコットン100%のダブルガーゼハンカチ。


【参考資料】
大阪府による紙おむつ統計まとめ
前編(布おむつは子どもにも地球にも優しい!!(前編)/Japan)では紙おむつと木の伐採数の関係、kocchiさんが布おむつを使い始めたきっかけをご紹介しています。
By Kocchi

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